クリハラです。東京ではこの週末、お神輿をあちこちで見かけました。旧い町名がはいったハッピの意匠が面白く、江戸の粋を残した色合いがステキです。
さて、先日いらっしゃったお客さまが、“気持ちを集中させるためのお守りのようなもの”をお探しになっていました。シンギングボールや法具などを一通り手に取られた後、以前ブログでご紹介したお数珠の前にふとお立ちになり、その中のひとつを何気なくお手に取られました。その途端、「私、この数珠にご縁があるような気がします。」とおっしゃるのです。
そのお数珠は、
すでに一昨年お亡くなりになったテンジンと言う尼僧が28年間修行に使っていた数珠で、私個人もいちばん気に入っていた数珠でした。お客様はそのうちに、「手から足にまで、なぜか震えが来てます。どうしてでしょうね・・・」とおっしゃり、何気なく3重に手に巻かれたところ、ピタリとサイズが合うことに気づきました。
多くの方がその数珠をお手に取り、自分との相性を確かめられますが、これほどまでに気に入られ、サイズがピタリと合い、そしてご縁を感じられる方はさほど多くありません。その方は、初めてご来廊になった方でしたが、以前からギャラリーの前を通るたびに、ずーっと中が気になっていらっしゃったそうです。
そのお数珠は小さな木箱に入れて、今はその方のお守りとなりました。30年近くも慈悲と平和を祈り続けた尼僧の祈りは、きっとその方を幸せに守ってくださると思います。本当にギャラリーを始めて、そしてチベットとご縁があってよかったと思えたことのひとつでした。

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